皆さん、こんにちは。
さいたま市・JR土呂駅より徒歩9分の【やすだ歯科クリニック】です。

小さいお子さんのいる方は、お子さんがむし歯にならないように気を配っていらっしゃると思いますが「乳歯は生え変わるから、ちょっと歯医者に行かなくても大丈夫」とお考えの方はいらっしゃいませんか？じつは、乳歯のむし歯は永久歯にも影響を与えます。

今回は、子どもの予防ケア「乳歯のむし歯を放置した時の影響」や「歯医者デビューについて」ご紹介しますので、お子さんのむし歯予防の参考になさってください。

乳歯のむし歯を放置した時の影響

乳歯は永久歯にくらべて、歯の表面を覆うエナメル質が強くありません。そのため、むし歯菌に感染してしまうと一気に進行してしまうことがあり、重症化すると抜歯が必要になります。

進行したむし歯の治療は、大人でも麻酔なしでは痛みを感じる辛い治療です。早めに治してあげましょう。

※麻酔が必要な治療では、お子さんにも麻酔を使って治療を行いますので、ご安心ください。

むし歯になった乳歯の後に生えてくる永久歯は、むし歯になりやすいこともわかっています。

むし歯を治療して、できるだけお口からむし歯の原因菌を減らしてあげることも大切です。

また、あまり早い段階で抜歯をすると、まわりの歯がスペースを埋めようと移動してしまい、永久歯の生える場所がなくなり、歯並びが悪くなってしまいます。

このようにさまざまな影響がありますので、お子さんのむし歯の放置はおすすめしません。

歯が生えたら歯医者さんデビュー

最初の乳歯は、生後半年頃に生えてきます。
できれば、このタイミングで「歯医者さんデビュー」することをおすすめします。

先に書いたように、乳歯はむし歯になりやすいです。
そのため、お子さんの歯を守るためのケア方法などを親御さんが歯科医院でしっかり聞いておく必要があります。

また、個人差はありますが、この頃の赤ちゃんはまだ人見知りがあまりないため、歯科医院につれて行くのも楽な時期です。この頃から定期的に歯科医院を受診して、歯医者さんに慣れさせておくと、後々大変な思いをしなくて済みます。

一歳半検診の歯科検診しか経験がない2歳、3歳のお子さんのデビューも歓迎です。

お子さんの機嫌がいいときに、一緒に歯をきれいにしましょう。

子どもの予防ケア方法は？

子どものむし歯を防ぐためには、歯科医院でのフッ素塗布やシーラント処置、そして大人の方の仕上げ磨きが効果的です。

小さいお子さんはまだ自分で歯をしっかり磨くことができないため、小学校低学年くらいまでは仕上げ磨きを行います。

フッ素塗布

フッ素には、歯質を強くしてむし歯に対する抵抗性を高める効果があります。
ほかにも、歯の再石灰化を促してむし歯の進行を抑える、むし歯菌が酸をつくり出す働きも弱める、という効果もあります。

シーラント処置

シーラント処置とは、奥歯の溝をプラスチックで埋めてしまう処置です。奥歯の溝は複雑な形をしており、磨き残しが起きやすい位置でもあります。
そのため、シーラントで奥歯の溝を埋めてしまうことでむし歯を防ぎます。

予防ケアでいつまでも健康なお口を

乳歯がむし歯になると、後々まで厄介なことが続いてしまいますので、子どものむし歯予防も大切です。

歯が生え変わればいいというわけではありません。

小さい頃からしっかり歯磨きをしたり歯科医院に通ったりすることで、お子さんのお口の健康への意識が高まり、大人になっても健康なお口を維持しやすいというメリットもあります。

予防の大切さを感じたら、すぐに予防ケアを始めてあげましょう。

赤ちゃんも、ちょっと大きくなったお子さんも、やすだ歯科クリニックの小児歯科へお越しください。