歯周病治療|さいたま市北区土呂駅にある歯科・歯医者|やすだ歯科クリニック

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歯周病治療
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歯周病ってどんな疾患?

原因菌に感染し、歯ぐきなどの歯周組織が炎症を起こしてしまう歯科疾患のことを歯周病といいます。歯周病は、大きく「歯肉炎」と「歯周炎(歯槽膿漏)」に分けられます。腫れや出血がみられる歯ぐきの炎症が歯肉炎、さらに症状が顎の骨にまで進行して歯のグラつきや強い口臭もみられる症状が歯周炎です。

健康的な歯ぐきの歯周ポケットが3mm以下のところ、45歳以上で4mm以上の歯周病ポケットを持つ人が過半数を超えるほど、日本人にとっては一般的な疾患になってしまいました。また、年齢を重ねてからかかるイメージがあるかもしれませんが、20代でかかることもめずらしいことではありません。すべての年代に起こり得る病気なのです。
(参照:厚生労働省 平成28年歯科疾患実態調査

01歯周病がもたらす健康への影響

歯周病は、歯を失う主な原因として1位に挙げられています。さらに、以下のような全身疾患との関係性も明らかになっており、発症や悪化に影響しているといわれています。

  • 心筋梗塞などの心臓疾患
  • 動脈硬化などの血管の病気
  • 糖尿病
  • 誤嚥性肺炎など肺の病気
  • 低体重児出産、早産

(参照:厚生労働省e-ヘルスネット「歯の喪失の原因」

02歯周病の進行

初期は歯肉に炎症がみられ、歯肉炎とも呼ばれます。歯磨きのときに出血することもありますが、痛みはほとんど感じません。治療としては、ご自宅での丁寧なブラッシング、さらに歯科医院でプラークや歯石の除去などを行います。

軽度になると、骨にも炎症が起こり始めます。中等度まで進行すると、歯ぐきは赤く腫れ、血や膿が出るようになります。痛みも出てくるので、この段階で受診される方も多いです。基本的な治療のほか、外科処置や再生療法を行う場合もあります。

重度まで進行すると、歯がグラついて噛みにくくなり、痛みや口臭も強くなります。より専門的な治療が必要となり、この段階では手遅れとなって抜歯となるケースもあります。

03歯周病の治療方法について

歯周病の治療は、お一人お一人のお口の状況や進行度によって治療方法を組み合わせて行います。基本的な治療はもちろん、かなり進行してしまったケースにも対応いたします。

治療内容については事前に詳しくご説明いたしますので、ご不明なことがあればお知らせください。ご自身の大切な歯を守るために、安田歯科クリニックは全力を尽くします。

初期の治療「歯周基本治療」

歯周病を起こしている原因菌を除去することが基本的な治療です。
ご自宅で行う毎日の歯磨きも治療の1つとして丁寧に行っていただき、さらに歯科医院では菌の温床となるプラーク(歯垢)や歯石をきれいにクリーニングいたします。

ほかにも、必要に応じて以下のような処置を行います。

  • 菌の増殖を抑えるプラークコントロール

  • 歯面についたプラークと歯石を取り除くスケーリング

  • 歯周ポケット内部や歯根面についたプラークと歯石を取り除くルートプレーニング

  • グラつきのある歯を仮に固定する暫間固定

  • かみ合わせを整える咬合調整

歯周外科治療

歯周外科治療とは、歯周基本治療で改善されない場合に行う外科的な治療のことです。歯周病によって失われた歯ぐきや骨の再生を促す「再生療法」や、歯根の深い部分に付着した歯石を除去するために歯ぐきの切開などを行います。

リグロス

細胞の増殖と成長を促す「リグロス」という薬剤を使用する治療方法です。失われた歯槽骨の部分に投与すると、骨や血管の再生が期待できます。
※リグロスに対する過敏症や口腔がんの既往がある方は施術ができません。

GTR法(歯周組織再生誘導法)

歯槽骨が失われた部分に歯肉が入り込んでしまうと、歯のグラつきが進行してしまいます。それを防ぐために「メンブレン」という特殊な膜で歯槽骨のスペースを確保し、再生を促す治療を「GTR法」といいます。
※一時的に痛みや腫れが起こる場合があります。

04歯周病は自然治癒しない疾患です

歯周病の特徴は、ほとんど自覚症状がないこと、そして自然には治らないことです。子どもから大人まで誰にでもかかる可能性があり、気づいたときには抜歯を検討するほど進行しているケースもあります。恐ろしい病気ではありますが、歯科医院で予防と治療ができます。

さいたま市北区の「やすだ歯科クリニック」では、お一人お一人に適した治療を心がけ、歯周病にならないための予防にも力を入れています。定期的に検診を受けていると、歯周病の予防ができる上に、症状が現れても早期に発見できて治療も早く終わります。
「腫れてきた」「出血する」という症状が出ていないうちから、ぜひ定期検診にお越しください。